療育とアートの混ざり合い
~ひと・もの・こと・出会いが織りなす場づくり~

提案者

浜松市根洗学園(社会福祉法人ひかりの園)【浜松市】

概 要

発達にゆっくりさがみられる幼児期の子どもの療育施設で、アーティストとのプログラムを通じて、施設職員の創造的取組、家族との関わりの活性化を図りながら、療育の場へのアートの導入効果を考察し、他の施設でも適用可能な手引書を作成する。具体的には、「おべんとう画用紙プロジェクト」「ワークショップシリーズ」「アーティストインレジデンス」等を通して施設での経験を外部に発信し、共有を図る。

ねあらい発「おべんとう画用紙」の協働・拡散作戦

子どもが描いたおべんとうの絵を設計図に見立て、親が実際に作ってみるという「おべんとう画用紙」プログラムの拡散を狙い、まずは市内の他の現場と共に実施します。お弁当画用紙を通じて読み解く体験・お弁当づくりを通して感じ、気づいたことの比較や効果など、登園以外の機関(保育園・療育現場など)と実施することで、拡散に向けた検証の機会ともしていきます。

「やったことないをやってみる 2017」

やってみたからからこそ見える気付きに出会うためにさまざまなワークショップを実施します。私たち一人一人が何に気づき、どのように意味づけるのか、思い込みからとらわれている今を開放できれば次の一歩がはじまるかもしれません。やったことないに身を任せる体験に巻き込まれていただきたいと思います。対象は、子ども、親、親子、職員、外部の一般の方々と、それぞれの取り組みによって設定しわけています。

一般向け開催日程

11月10日(金)

19:00~21:00
砂連尾理(振付家/ダンサー)

12月8日(金)

19:00~21:00
川口淳一(作業療法士/結城病院リハビリテーション課課長)

12月19日(火)

19:00~21:00
柏木陽(演劇家)

2月2日(金)

19:00~21:00
片岡裕介(音楽家)

記録本作成

「福祉(療育)・子ども・地域そして アート」をキーワードに続けてきた取り組みも8年となります。“継続するからこそ見えるものがある”(淡路由紀子氏〈特別養護老人ホームグレイスまいづる施設長〉)に勇気をいただき、これまでの取り組みから生まれた、プログラムとその気付きを整理し伝えるツールとしてまとめます。
継続する中で何が見えたのか、文字化・見える化することで、知ってもらう・分かってもらう、出会ってもらう、やってみるツールにまとめていきます。私たちにとっても、取り組みの歴史を確認する作業となると共に、療育とアートの関係のよさを伝えていく際のツールとして活用していくつもりです。

アーティスト・イン・レジデンス

演劇家の柏木陽さんを子どもたちの生活の場・療育の日常に迎えいれ、表現に繋げるプログラムを実施します。子ども・職員・日々の生活・家族の関係性が何を織りなしていくかを、柏木さんと一緒に考え、模索し、創り合っていきます。これまで迎え入れてきた音楽やアートとはまた違った出会いとなる予感を感じています。

浜松市根洗学園 園長 松本知子